「また熱が出た」——その瞬間、最初に浮かんだのは子どもへの心配じゃなかった

正直に言います。

子どもから保育園の先生に「お熱があります」と言われた瞬間、私が最初に頭に浮かべたのは、職場の上司の顔でした。

「また迷惑かけてしまう」「先週も早退したばかりなのに」「今日は大事なミーティングがある」——。

子どもが38度の熱を出して、ぐったりしている。それなのに、頭の中では謝る言葉を考えていた自分に気づいたとき、本当に情けない気持ちになりました。

「私、何のために働いているんだろう」

そう思ったのは、あの日が初めてではありませんでした。

私自身も、給食パートとして働き始めてから1年もたたないうちに、「このままでいいのか」という気持ちを抱えるようになりました。毎日謝りながら仕事をして、でも謝ってばかりの自分に自己嫌悪して——その繰り返しで、心がだんだんすり減っていくのがわかった。

今日はそのときの話と、転職を経て「あの罪悪感」がどう変わったかをお伝えしたいと思います。


なぜ子育てママは、こんなにも「謝り続ける」のか

私は3つの理由があると思っています。

①「迷惑をかけている」という現実が目に見えてしまう

子どもが発熱して早退するとき、職場に残っていく同僚の顔が見える。代わりに仕事を引き受けてくれる人が、余分な作業をしているのがわかる。見えてしまうから、申し訳なさが消えない。

②「子育て中だから仕方ない」という言葉が、逆に刺さる

優しく「気にしないで」と言ってもらえるほど、かえって申し訳なさが増すことがあります。罪悪感は、優しさで解消されるものじゃない。「迷惑をかけていない環境」にいなければ、根本的には消えないんです。

③「仕事か子どもか」という二択を迫られている気分になる

子どもを心配しながらも、仕事への影響を先に考えてしまう自分に幻滅する。それが続くと、「私は母親として失格なのかも」という感覚になっていきます。

「謝り疲れた」と感じているなら、それは職場環境のせいかもしれません。あなたの心が弱いわけではない。


転職して、何が変わったのか

私は転職を通じて、あの「謝り続ける毎日」から抜け出すことができました。実際に変わったのは、大きく3つのことでした。

①「子どもが熱を出した」が、特別なことでなくなった 転職先は、育児中の社員が複数いる職場でした。「お互いさま」の文化が本当にある場所でした。

②「在宅勤務」が、精神的な余裕を生んだ 週2〜3日のリモートワークができるようになったことで、「休む」か「出勤する」かの二択じゃなくなった。この柔軟さが、罪悪感を劇的に減らしてくれました。

③「長く働いてほしい」と言ってもらえた 「子育て中であることを正直に話して大丈夫ですか」と聞いたら、「むしろ長く続けてほしいから、柔軟に対応します」と言ってもらえました。


今日からできること——まず「話を聞いてもらう」だけでいい

転職エージェントは、今すぐ転職しなくていい人でも無料で相談に乗ってくれます。

「謝り疲れた」と思っているなら、それはもう十分頑張った証拠です。

次は、謝らなくていい場所に移る番かもしれません。

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